「ママの笑顔は世界を変える!ーMom's smile changes the worldー」ethical blog by NATUR

働く上でのいろいろな壁

今回はワーキングマザーが無視できない「壁」

とそれをふまえた働き方について考えてみます!

目次

◆はじめに

◆103万円の壁・150万円の壁

◆130万円の壁(106万円の壁)

◆夫はサラリーマンか、自営業か

◆扶養でいたい問題

◆今できることをしよう!

◆はじめに

こんにちは。

社会保険労務士の下重郁美です。

筆者は育児と仕事の両立に奮闘するワーキングマザーです。

4人の子供を育てていますが、この春ついに末っ子が小学生になったため、

保育園の送迎がなくなり、時間の余裕も出てきました。

育児と仕事の両立・・・そのバランスは人それぞれです。

夫をはじめ、家族の協力が得られる場合の働き方。

結局ワンオペなのよね、という方もまだまだ多いでしょうか?

働き方を考える上で、ワーキングマザーには、

無視できない憎たらしい壁があります。

この壁のせいで頑張る気を無くしてしまう、ということもあるのではないでしょうか。

年末に、壁を超えないようにシフトを調整する・・・という話もあるあるの光景です。

男女逆でも同じですが、今回は夫の扶養に妻が入るケースを記載します。

◆103万円の壁・150万円の壁

「103万円」と「150万円」は、税金の壁です。

妻の年収が103万円を超えると所得税と住民税を収める必要があります。

(所得に対して課税されるので、この壁を超えてしまっても損をすることはありません)

ただし、夫の会社から配偶者手当が出ている場合、

「妻の年収が103万円未満」という要件があることが多いので、注意してください。

妻の年収が150万円を超えると超えた分に応じて、

夫が使える「配偶者特別控除」が、徐々に少なくなり、年収201万を超えたらゼロになります。

「配偶者特別控除」を使えるメリットは、夫の税金が少なくなります。

つまり配偶者特別控除が減ると、夫の税金が増えてしまうことになります。

以前は壁を超えると38万円の控除が、

即ゼロになってしまっていたためインパクトが大きかったのですが、

法改正により、超えた分に応じて段階的に減っていくことになったため、

以前ほど150万円の壁は気にする必要はないと感じます。

◆130万円の壁

(以下、被保険者数501名以上の企業にお勤めの場合は130万円の壁を106万円と読み替えます)

130万円の壁は社会保険の壁です。この壁は家計に与えるインパクトが一番大きいです。

年収130万円を超えると社会保険の扶養から外れます。

月収にするとおよそ108,000円で、継続的にこのラインを超える働き方をする場合には、

妻も自ら勤め先の社会保険に加入することになります。

※シフトの関係で臨時的に108,000円を超えてしまったという場合に即加入となるわけではありません。

◆夫はサラリーマンか、自営業か

夫がサラリーマンの場合には、妻は年収130万円未満に抑えると、

夫の被扶養者となるため、健康保険と年金の保険料を納める必要はありませんが

夫が【国民健康保険】+【国民年金】の場合は、扶養の制度がないため、そもそも夫の扶養に入れません。

その場合、もともと妻は、自分で国保・国民年金の保険料を払っているはずですが、

社会保険の方が補償も手厚いので、社会保険に加入できるレベルで働いたほうがよいのではないでしょうか。

というわけで、旦那様が自営業の方は安心して130万円の壁を超えてください!

◆扶養でいたい問題

「夫が稼いで、妻は専業主婦」という時代に作られた制度は、

結果的に女性の働く意欲を失わせてしまう一面もあります。

個人的には「この制度、何とかならないのかしら。」といつも思っています。

本当に悩ましいです。

年収130万円を超えると、家計にとっては手取り額がマイナスとなってしまうことがあります。

扶養から外れる場合は、年収150万円以上を目指すと働き損のゾーンから抜けられます。

「子育てしながら年収150万円超えるほど働くのって、結構キツイわ」という声もよく聞きます。

その気持ち、とてもよくわかります。

だったら、130万円未満に抑えようかな

という気持ちになるのも自然なことだと思います。

ただ、社労士目線で言わせていただくと

家計がマイナスでも

自身が社会保険に加入することで

傷病手当金や出産手当金など、

扶養の場合には受け取ることができない給付金の対象となったり

将来の年金受給額が増える・・・というメリットもあるので

一概に損とは言えないのではないかと考えます。

◆今できることをしよう!

「今は、子供が小さいから育児に重点を置いて、負担にならない程度で働きたい」という考えも

とても素敵だと思います。

そのような働き方を選択した方も、

子供に手がかからなくなってきたら、もう少し働く時間を増やせるのではないでしょうか。

いざ「本格的に働くぞ!」という状況になる、その時のために

スキルアップをしておくことをお勧めしたいと思います。

今頑張っておけば、より条件の良い仕事に就くことができるはずです。

自宅で受講できるオンライン講座を探してみるのもいいかもしれません。

また、ハローワークではパートで働きながらでも受講できる講座もいろいろ用意されています。

Word・Excelの講座はもちろん、ネイリストやデザイン系など、クリエイターを目指せる講座などもあります。

忙しい毎日でも時間を捻出して、ママ自身の将来のために少しだけ自己投資をしてみてほしいな、と思います。

文:社会保険労務士/下重郁美

プロフィール

社会保険労務士 MAKE UP社労士オフィス(埼玉県川口市)

企業の人事担当の方のお悩み相談に対応しています。

労働問題が起こらないように職場環境を改善したりするお手伝いをしています。

業務内容:社会保険・労働保険の手続き、就業規則の作成など。

 MAKE UP社労士オフィス-(makeup-sr.com)

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